【不動産】借地権の種類や特徴を分かりやすく解説します!【その1】

借地権

はじめに

新築分譲住宅や、中古住宅の広告を見ると

土地に関する権利が「借地権」と

表示されている場合があります。

土地に関する権利が「借地権」か「所有権」かは

戸建住宅を購入する際に、大きなポイントとなる

これは必ずチェックしなければいけません。

今回は、借地権とは何かについてと

借地権の種類や特徴といった視点から

分かりやすく、そして幅広く解説していきます。

皆様がこれからの、戸建て住宅の購入を

検討している方は、参考にして頂けると有難いです。

1.借地権の分類

借地権とは、建物を所有するために土地を借りる権利をいいます。

借地権は、大きく4種類に分類されます。

まずは、借地権の種類から解説致します。


5.0


 

①民法上の分類 地上権・賃借権

民法上、借地権は地上権

賃借権のいずれかに分類されます。

「地上権」は、他人の土地において工作物又は

竹木を所有するため

その土地を使用する権利となります。

地上権は「物権」であって、借地権者には

強力な権利が与えられています。

特に、地主の承諾を得ないで地上権を譲渡したり

土地を第三者に転貸したりできる所が特徴です。

これに対して「賃借権」

他人の物を使用収益する権利です。

賃借権は「債権」であるため

物権である地上権に比べると借地権者に

認められた権利はやや弱いものとなっています。

具体的には、賃借権を第三者に譲渡したり

土地を第三者に転貸したりする際には

地主の承諾が必要となります。

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