土地を有効活用!用途地域の全てを分かりやすく解説します!【その8】

用途地域

商業地域

商業地域とは、商業施設が主体となる地域です。

都市計画法施行令において

「商業地域」と定められています。

商業地域には、大規模なショッピングモールや百貨店

専門店街、大型スーパーマーケット

ドラッグストアなど様々な種類の

商業施設が立ち並んでいます。

また、ビルやマンションなどの不動産も存在し

商業施設だけでなく

オフィスや住宅も建設されることがあります。

商業地域では、建築物の容積率や

建築物高さ制限などの建築基準法に基づく規制が

比較的緩和されている場合が多く、大型の商業施設や

ビルなどが建設されることが一般的です。


5.0


 

商業地域の制限

制限の一覧

建ぺい率(%) 80
容積率(%) 200、300、400、500、600、700

800、900、1000、1100、1200、1300

絶対高さ制限
道路斜線制限 適用距離 20m 、25m、30m、35m

40m、45m、50m

勾配 1.5
隣地斜線制限 立ち上がり 31
勾配 2.5
北側斜線制限 立ち上がり
勾配
日影規制 対象建築物
測定面
規制値
外壁後退

高度地区、防火地域・準防火地域

法22条などは各自治体により制限内容が異なります。

制限の概要

日影規制の制限がなく、近隣商業地域よりも

更に制限が緩くなっています。

建ぺい率は80%で

緩和措置の要件を満たせば100%も可能です。

(角地であれば90%

防火地域内の耐火建物であれば100%)

容積率は最大1,300%まで

指定が可能になっています。

ただし、周辺住民の生活に影響を及ぼすことが

あるため、騒音や振動などに対しては

周辺地域との調和が求められます。

商業地域には、広い駐車場が設置されることが多く

車でのアクセスが容易であることが特徴の一つです。

また、交通の便も良く、鉄道やバスなどの

公共交通機関も発達していることが多いです。

商業地域は、周辺地域の日常的な買い物や生活用品の

調達などを目的とした地域として都市生活において

欠かせない存在となっています。

近年では、商業地域の再開発や

商業施設と住宅を複合的に建設する

「商業施設併設型複合施設」の取り組みが進んでおり

都市の発展に貢献しています。

コメント