抵当権のデメリット
抵当権のデメリットについて解説していきます。
設定費用を負担しなければならない
抵当権の設定には、前述のように登録免許税や
司法書士報酬などの費用がかかる。
住宅の場合は税金の軽減が受けられるケースがあるが
それでも合計すると数十万円の金額が必要だ。
返済が滞ると差し押さえられるリスクがある
先述の通り、住宅ローンを借りているときに
返済が滞ると、金融機関が抵当権を行使して
住宅が差し押さえられるリスクがある。
最悪の場合は競売にかけられ、住宅を
手放さなければならなくなるので注意が必要だ。
抹消しないと売却できなくなるリスクがある
詳細は後述するが、住宅ローンの返済が終わったのに
抵当権の抹消手続きを怠っていると、その住宅を
売却するときに売りにくくなるリスクがある。
そうならないためにも、住宅ローンを完済したら
速やかに抵当権を抹消することが大切だ。
抵当権付きの不動産も相続できるの?
抵当権が付いている不動産であっても相続の
対象となり、相続税が課税される点は
通常の不動産と変わりはない。
抵当権が設定されているからといって不動産の
相続税評価額が下がるわけではありません。
ただし、借金についてはマイナスの財産なので
財産の総額から差し引いて相続税が計算されます。
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