宅地建物取引士なるまでの流れや、仕事内容など分かりやすく解説!【その4】

宅地建物取引士

宅建資格を生かせる業界について

宅建資格を生かせる業界は不動産だけでなく

建築や金融など多岐にわたります。

資産がかかわる仕事で

学んだことを実践できるでしょう。

宅建資格を生かせる代表的な業界を紹介します。

不動産業界

宅建の資格を取れば、不動産業界で活躍できます。

不動産取引を扱う企業は

業務をスムーズに進めるために宅建士が必要です。

一般的な基準として、従業員5人ごとに

1人以上の宅建士を雇わなければなりません。

有資格者の設置義務があるため

一定の社会的需要が見込めます。

ほかにも分譲物件の仲介や管理などで

宅建士が欠かせません。

土地や建物を買いたいお客さんから見ても

宅建士のいる不動産会社は安心できます。

売買時のトラブルを避けるには

知識のある担当者の対応が大切です。

担当者が宅建士の資格を持っていれば

専門的な知識を生かしつつ

お客さんの疑問にも答えられるでしょう。

宅建士は不動産を扱う企業にとっても

取引をするお客さんにとっても重要な存在です。

資格取得により

長期的な社会貢献ができるでしょう。


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建築業界

建築業界でも、宅建士の資格を生かせるでしょう。

自社施工した物件を販売する場合も

不動産取引として宅建士が欠かせません。

以上から施工担当のスタッフだけでなく

取引をサポートする有資格者も必要です。

その意味で宅建士は

建築系の会社で活躍できる可能性があります。

たとえば住宅メーカーが

自社施工物件を販売する場合です。

そのときは宅建士が買主や売主に重要事項を説明し

契約書の交付をしなければなりません。

建物を扱う以上、建築系の企業と

不動産取引の関連性は深いのです。

宅建の資格を取れば、不動産だけでなく

建築業界でも活躍できるでしょう。

建築に詳しい方は、その分野のノウハウも

生かしながら、宅建士として働けます。

金融業界

宅建の資格を取れば

金融業界でも活躍できるでしょう。

不動産の担保価値を評価する際に

宅建の専門的知識を求められるからです。

ここで土地家屋に詳しい人がいれば

正確な査定ができます。

融資をめぐるトラブルを避けるためにも

専門的な知識を生かした査定が大事です。

たとえば都市銀行のグループ企業で働けば

不動産に詳しいことが強みになるでしょう。

ほとんどがグループ企業を持っていて

そこに不動産販売会社が含まれるからです。

銀行から不動産販売会社へ移れば

宅建の資格がアドバンテージになります。

以上から金融業界を志す方も

宅建の資格が強みになります。

不動産の担保価値の判断や

グループ企業での活躍につながるからです。

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