土地を有効活用!用途地域の全てを分かりやすく解説します!【その9】

用途地域

準工業地域

準工業地域は、一定の工場や工場関連施設を

設置できる地域のことを指します。

工業地域と比べて、建築物の高さや容積率

敷地面積などに制限があり、一部の工場や

中小企業が進出しやすい環境が整備されています。

準工業地域は、工場だけでなく、物流倉庫

研究施設開発拠点、技術研究所なども

設置することができます。

また、周辺地域の住民生活に影響を与えるような

騒音や振動を最小限に

抑えるような工夫が求められます。

準工業地域では、周辺道路の整備や駐車場の

確保など、交通インフラの整備が進んでいます。

また、交通の便も良く鉄道やバスなどの

公共交通機関も発達していることが多いです。

これは、工場や施設へのアクセスや

従業員の通勤の便を向上させるためです。

準工業地域は、中小企業が進出しやすく

経済活動を促進するための

重要な役割を果たしています。

近年では、工場内での省エネルギー化や

環境負荷の低減などにより、持続可能な発展を

目指す取り組みが進んでいます。


5.0


 

準工業地域の制限

制限の一覧

建ぺい率(%) 50、60、80
容積率(%) 100、150、200、300、400、500
絶対高さ制限
道路斜線制限 適用距離 20m 、25m、30m、35m
勾配 1.5
隣地斜線制限 立ち上がり 31
勾配 2.5
北側斜線制限 立ち上がり
勾配
日影規制 対象建築物 高さ10m超
測定面 4m、6.5m ※2
規制値 4-2.5h、 5-3h
外壁後退

高度地区、防火地域・準防火地域・法22条などは

各自治体により制限内容が異なります。

※2特定行政庁が都市計画会議の議を経て定める。

制限の概要

北側斜線の制限はありませんが

各自治体が高度地区を設定している場合があります。

道路斜線と隣地斜線は緩めの設定になっています。

緩めではありますが、日陰斜線の制限があるので

ある程度は近隣へ日照の配慮が必要です。

 

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