準工業地域
準工業地域は、一定の工場や工場関連施設を
設置できる地域のことを指します。
工業地域と比べて、建築物の高さや容積率
敷地面積などに制限があり、一部の工場や
中小企業が進出しやすい環境が整備されています。
準工業地域は、工場だけでなく、物流倉庫
研究施設開発拠点、技術研究所なども
設置することができます。
また、周辺地域の住民生活に影響を与えるような
騒音や振動を最小限に
抑えるような工夫が求められます。
準工業地域では、周辺道路の整備や駐車場の
確保など、交通インフラの整備が進んでいます。
また、交通の便も良く鉄道やバスなどの
公共交通機関も発達していることが多いです。
これは、工場や施設へのアクセスや
従業員の通勤の便を向上させるためです。
準工業地域は、中小企業が進出しやすく
経済活動を促進するための
重要な役割を果たしています。
近年では、工場内での省エネルギー化や
環境負荷の低減などにより、持続可能な発展を
目指す取り組みが進んでいます。
準工業地域の制限
制限の一覧
建ぺい率(%) | 50、60、80 | |
容積率(%) | 100、150、200、300、400、500 | |
絶対高さ制限 | ― | |
道路斜線制限 | 適用距離 | 20m 、25m、30m、35m |
勾配 | 1.5 | |
隣地斜線制限 | 立ち上がり | 31 |
勾配 | 2.5 | |
北側斜線制限 | 立ち上がり | ― |
勾配 | ― | |
日影規制 | 対象建築物 | 高さ10m超 |
測定面 | 4m、6.5m ※2 | |
規制値 | 4-2.5h、 5-3h | |
外壁後退 | ― |
高度地区、防火地域・準防火地域・法22条などは
各自治体により制限内容が異なります。
※2特定行政庁が都市計画会議の議を経て定める。
制限の概要
北側斜線の制限はありませんが
各自治体が高度地区を設定している場合があります。
道路斜線と隣地斜線は緩めの設定になっています。
緩めではありますが、日陰斜線の制限があるので
ある程度は近隣へ日照の配慮が必要です。
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